【剣盾ダブル シーズン34】トリル偽装ソルガレオwithスカーフルナアーラ 最終93位-レート1840
はじめに
剣盾ダブルバトルのシーズン34にて自身初の最終2桁を達成することができました。
いつかは達成したいと思っていた目標だったので、記録として使用した構築を記事にまとめます。
ルール
剣盾ダブルバトル シリーズ13:全解禁ダブル
戦績
TN ま
TN キニマP
構築経緯
軸に至るまで
シリーズ13のルールが始まった当初は、珠レジエレキやスカーフカイオーガをてだすけで補助して気持ちよくなることを目的とした構築を使用していました。上記のポケモンは特定の盤面では力を発揮できず、そういった盤面に遭遇した時にやむなく交代をすると交代先のポケモンが相手禁伝ポケモンの高火力技を被弾してHPが大きく削れてしまうということが多々ありました。
そういった状況を通じて、このルールではこれまでのルール以上に初手で出し負けない(1ターン目から交代する必要が無い)ことが重要なのではと考えるようになりました。
そんなことをぼんやり考えてはじめていたタイミングでこちらのツイートを見かけました。
もう使わないので公開します
— アカザ (@akaza0727) 2022年9月18日
使用構築はトリル偽装ルナアーラパルキアです
・2ROM1900↑で1位2位独占
・てるチャレチーム戦、準優勝&TOP4
・何がとは言わないけどGXE81.3
スカーフルナアーラでおそらく自分が1番勝ってたと思います pic.twitter.com/phIGEhieQj
試しにレンタル構築をお借りしてみたところ、
①相手のおいかぜを牽制しつつ、ほとんどのポケモンの上から不意をつく形でこごえるかぜが打てる
②ファントムガードにより出落ちしにくい(≒出し負けしにくい)
の点で使いやすいと感じました。特に②が自分が求めていた要素にマッチしていたこともあったので、スカーフルナアーラという発想をお借りして軸とすることにしました。
認知が広まるまでという時間制限の中での使用になるのかなと考えていましたが、シーズン最後まで問題なく戦えたように思います。
取り巻きのポケモンの検討
初手にルナアーラと並べるポケモンの検討
レンタル構築をお借りしていた際に感じたのが、初手に黒バドレックスを選出されることが多いということでした。更にワイドガードを嫌ってダイホロウでルナアーラを落とそうとする立ち回りをされることも多くありました。そのような黒バドレックスを何もさせず倒せれば試合展開が非常に楽になるのではと考え、ルナアーラの隣に並べるポケモンの条件を次のように定めました。
・黒バドレックスをより出したくなるようなポケモン
・S-1の黒バドレックスよりはSが高く、悪技orゴースト技が打てる
これら満たすポケモンとしてかみくだくを覚えたソルガレオを使うことに決めました。
初手にと選出した時の裏のポケモンの検討
この2匹はイベルタルも非常に呼びやすいため、イベルタルに強く出られるザシアンは必須でした。残り1匹は、レンタル構築でも何かと使用しやすかったということで深く考えずイベルタルとしました。
以上よりを基本選出とすることにしました。
残り2枠の検討
並びからトリル偽装をすることも重要なポイントなので、
・トリルサポート役のふりをしつつ相手のトリルにも対抗できるモロバレル
を残り2枠と決めました。
の並びとすることで、粉+トリルからのダイマソルガレオでカイオーガを要塞化する構築に見えてくれたらいいなと期待していました。
構築内容
ルナアーラ
構築の軸です。参考構築の調整をそのままお借りしました。
凍える風を当てるかどうかで試合展開が大きく変わりました。
ワイドガードは読み合いをしたくなかったので外し、その枠にダイジェットの媒体になるエアスラッシュを採用しました。
ルナアーラをダイマックスさせてなんちゃってホロウビートをする可能性も考えていたのでエアスラッシュが有用だと考えました。
ソルガレオ
《調整》
S:準速ソルガレオ(149)>S-1の最速黒バドレックス(148)
この構築で唯一自分で調整を考えたポケモンです。
珠意地AS特化+フルアタの小学生型ソルガレオ。
黒バドレックスに奇襲をかけるためのかみくだく。
ホウオウ・リザードンを倒すためのダイロック媒体のストーンエッジ。耐久無振りのホウオウやヨロギ持ちのリザードンをこごえるかぜと合わせて、1発で倒しにいきます。
ザシアン
《調整》
こちらの構築記事の調整をお借りしました。
何回目かのINCで使おうと思って育成して以来ボックスの番犬と化していたザシアン。Sにはあまり振っていないですが、S-1状態の相手を抜けていれば問題ないと考えていました。不自由を感じる場面はなかったです。
格闘技を抜いていますが無くて困った場面はありませんでした。
Sに振っていない分、でんこうせっかが役に立つことはしばしばありました。
イベルタル
こちらの調整も参考構築の調整をそのままお借りしました。
特殊アタッカーを誤魔化したり、終盤でアタッカーになったりとなんでも屋という感じでした。
カイオーガ
《調整》
こちらの構築記事の調整をお借りしました。
基本選出の4匹では戦いにくい相手に対して役割を持ってもらいました。
明らかに特殊アタッカーが初手ダイマしてきそうな構築・まねっこ+トリル構築に対して主に選出していました。イベルタルのバークアウトと一緒にめいそうを積んで相手にプレッシャーをかけようとしていました。
モロバレル
《調整》
こちらの構築記事の調整をお借りしました。
耐久を上げたソルガレオのHPを回復させるという状況を期待してかふんだんごを採用しました。
あまり選出することはなかったですが、トリル偽装に一役買ってくれていたのではないでしょうか。
選出・立ち回り
追い風なし構築
先発 +後発
・vs.
こごえるかぜ+ダイアーク→黒バドレックス
レジエレキのダイサンダーorダイアークがソルガレオにとんでくる可能性も考えるとダイマックを切った方がいいかと考えています。
相手がS操作技を打ってこなければ(おそらく打ってこない)有利展開になります。
・vs.
こごえるかぜ+かみくだく→黒バドレックス
黒バドレックスがダイホロウでルナアーラを狙ってくるところを何もさせず倒してしまいます。次ターンもソルガレオがザシアンを縛っている状況となっているため、非常に有利な盤面が続いています。
・vs.
こごえるかぜ+ダイアース→黒バドレックス
おそらくイベルタルがダイアークでルナアーラを狙ってきます。ルナアーラは倒されてしまいますが、裏からザシアンを投げればイベルタルを縛っている盤面にすることができます。
・vs.
こごえるかぜ+ダイアース→ザシアン
vs.と似た展開になると思われます。
エルフーン+禁伝4-5体(イベルタルなし)
先発 +後発
こごえるかぜを連打しならがダイスチル・ダイアースでエルフーンの隣を狙いながら耐久をあげていきます。エルフーンはこごえるかぜ×3で倒すくらいのつもりです。
追い風+アストラルビットはされないものとして考えています。
エルフーン+禁伝4-5体(イベルタルあり)
先発 +後発
こごえるかぜを連打しながら、ザシアンの巨獣斬でイベルタルを狙っていきます。
イベルタルを倒した後にソルガレオを出すのが目標です。裏に黒バドレックスがいた場合は優先的に狙うようにします。
ホウオウ系統
先発 +後発
こごえるかぜ+ダイロック→ホウオウ
おそらくホウオウがダイマックスしてくるので、コーチング要員よりも先にソルガレオを動かしB上昇する前のホウオウを倒します。
初手リザードン構築に対しても同じ立ち回りをしていました。
まねっこ+トリル系統
先発 +後発 ()
めいそう+バークアウト
まねっこ+トリルのターンに合わせてカイオーガでめいそうを積むことを狙いました。能力が上昇したカイオーガを処理したいという相手の行動を邪魔しながらダイマターンを使い切らせて、後半戦はソルガレオのダイマックスで戦っていきます。
ソルガレオが負けにくいポケモンが多くいる構築であることが多いのでソルガレオを活躍させます。
さいごに
剣盾最終ルールということで、このルールの間に瞬間でもいいから2桁台に乗りたいと思いながら1ヶ月取り組んできた結果がこのような形となって良かったです。
これまでは既に結果を出している構築をそのままレンタルして対戦することばかりでしたが、今回は自分の考え・案も含まれた内容の構築で戦えたことがなによりも良かったです。少し進歩できたのかなと思っています。
【ピカチュウ対戦チュウ!】初手ダイマライチュウ軸 最終181位-レート1644(最高1675)
はじめに
公式大会「ピカチュウ対戦チュウ!」に初手ダイマライチュウを軸に据えた構築で参加しました。
15戦終了時点でレート1675(当時75位)*1に到達しており、今回はやれるのではと思っていたところをその直後から強い方々に弾き飛ばされました。
最終は振るわずですが2週間考えていたので構築記事として残します。
ルール
『ポケモン ソード・シールド』の公式インターネット大会「ピカチュウ対戦チュウ!」のエントリーが、8月12日(金)8時59分まで受け付け中!
— ポケモン公式ツイッター (@Pokemon_cojp) July 28, 2022
ピチュー・ピカチュウ・ライチュウだけが参加可能なシングルバトル!
「バトルスタジアム」から「インターネット大会」を選んで参加してね!#ポケモン剣盾 pic.twitter.com/1lWj9G6jwf
戦績
構築経緯
軸の検討
「先発ダイマ軸」「後発ダイマ軸」のどちらにするかをまず考えるにあたり、まずはそれぞれの長所・短所を考えました。
<先発ダイマ>
・長所
①相手に後れをとることが無い
②1ターン目に何もできず1匹倒されることがない
③ねこだまし打ってくれた場合が爆アド
・短所
①上手な相手にダイマをいなされると詰む
②こちらのダイマ終了後に出てくる積み技持ちのポケモンがしんどい
<後発ダイマ>
・長所
①相手の構成(ふうせん持ちの有無など)をわかった上でダイマを切れる
・短所
①相手が初手ダイマしてこなかった場合に、こちらからの圧が弱い
③序盤にみがわり・わるだくみをされるとかなり手遅れになりそう
理想は後発ダイマ軸だとは考えていましたが、そうした場合の短所の部分を克服できる型・立ち回りを思いつくに至らなかったため先発ダイマ軸で構築を作ることにしました。
初手ダイマックスするポケモンの検討
候補はピチューを除く3匹。
①でんきだまを持たせると一番火力を出せる
②耐久に振っていないとダイマしてもダイアースで1パンされる
初手ダイマで使うためには耐久に振る必要があるため、火力orすばやさを落とす必要があります。ダイマでの殴り合いで遅れを取るのではと考えました。
→採用見送り
検討時に、「非ダイマには強く出れる耐久寄りの初手ダイマ+積み技で後続を完封するライチュウ」といった構成に関して全く考えなかった点は考察が甘かったように感じます。
<初手ダイマ=ダイマ中に倒せるだけ倒さないとダメ>という発想に囚われていました。
①物理アタッカーのため、ダイアース合戦になっても後れを取らない
②襷・こらえるに対して、ダイナックルを打てばターンの無駄にならない
③あまえるがつらい
①ダイサイコで先制技を封じられる
②ダイマ中だと、襷・こらえるに何もできない
③ダイアースの打ち合いになった時がしんどそう
以上を踏まえて、ライチュウの方が初手ダイマの適正があるように感じたのでライチュウを使用することに決めました。
構築内容
ライチュウ
《調整》
S:最速ピカチュウ抜き
陽気で調整した場合のB耐久>腕白で調整した場合のB耐久
であったため性格は陽気
ダイマの殴り合いで負けないようにシュカの実を持たせました。非ダイマ時に相手の大アースを耐えることも多々あり、割と活躍していました。
ノーマル技枠は、のしかかりではなくギガインパクトを採用しました。あなをほる読みで、ライチュウの目の前で悠長に積み技を選択してくる相手に目にもの見せていました。
また、A+2のギガインパクトで耐久無振りのダイマピカチュウを飛ばせます。そのため、ピチューでのダイマ枯らしにはダイナックルを打つことを意識していました。
アンコールは全然活かせませんでした。初手ピチューに打てるねこだましでも入れておけばと大会中感じていました。
ピカチュウ
《調整》
S:最速ピチュー抜き
A:でんこうせっかの威力を最大にしたかったため特化
B:残り。ピカチュウ@でんきだまのA特化のしかかりを耐えます
ピカチュウ同時の殴り合いに負けないようにと調整しました。殴り合いには負けにくくなりましたが、きせきピカチュウが無理すぎて泣きました。
こうそくいどうを全く使わなかったので、代わりにアンコールを入れておけばと思っています。
ピチュー
《調整》
S:下方からじたばた打てた方が強いかもと思い下降補正
あんまり意味なかったです。
A:じたばた・ねこだましの威力を最大にしたかったため特化
B振りにすると、ピチューミラーでじたばたの威力がいい具合に上がらなかったためH振り
ダイマターン稼いでくれたらいいかな枠。ピチューの前で身代わりしてくるライチュウ対策としてアンコールを採用。しかし、思ったよりそんな状況にならなかったです。
立ち回り
初手から守られるのは事故だと思って、割り切ってました。
初手ライチュウ対面
1ターン目:ダイアタック
ダイマでの殴り合いになった場合は、ダイアタックorアースのより有利な方を打ち続けていました。ダイマ切らずにピチューに引いてきたりした場合は、ダイナックルでA上昇させることを心掛け、ダイマ後のギガインパクトに魂込めてました。
初手ピカチュウ対面
1ターン目:ダイアース
中途半端な火力で耐えられて、あまえる等されるのが一番嫌だったため。
耐久振りピカチュウでダイマを切ってきて、ダイマターンを3ターン使わされるのがとてもつらかったです。
初手ピチュー対面
1ターン目:ダイナックル
ダイマ切らずに威力200じたばたを受けるのが一番嫌だったため。ねこだましがあればと感じていました。
ダイマターンを枯らされるのはやむなしと考え、ダイマ後のギガインパクトに魂込めてました。
さいごに
最終2桁を目指して取り組んだつもりでしたが、上位の方々の発想には遠く及ばずという感じでした。
大会中盤、藤浪スピリットを宿したライチュウがコントロールを乱し、ギガインパクトをよく外すという事態ががありましたが、それ以外は事前に考えていた範囲のことは概ね実行できたのでよかったです。
*1:なぜなのか
【とびはねろ!コイキング】ほろびマリルリ軸 最終241位-レート1662(最高1710)
はじめに
公式大会「とびはねろ!コイキング」にて、ほろびのうたマリルリを軸に据えた構築を使用し、一時は最終2桁目前というところまで行くことができました。
最終的には勝ちきれませんでしたが、可能性を感じる部分も多々あったので記録として構築記事にまとめます。
ルール
『ポケモン ソード・シールド』の公式インターネット大会「とびはねろ!コイキング」のエントリーが、7月22日(金)8時59分まで受け付け中!
— ポケモン公式ツイッター (@Pokemon_cojp) July 7, 2022
ポケモン2匹で行うダブルバトルで、そのうちの1匹は必ずコイキング!
「バトルスタジアム」から「インターネット大会」を選んで参加してね。#ポケモン剣盾 pic.twitter.com/IhmNuVDufZ
戦績
(内、ほろびのうたで23勝)
構築経緯
今大会が「コイキング絶対選出」「交代が無い」というルールのため、ほろびのうたが決まりやすいのではないかと考え、構築の軸とすることにしました。
ある程度耐久があり弱点が少ないという理由から草食マリルリをほろび要員として採用しました。
残りの4枠は、マリルリをワンパンしてくるポケモンの選出を牽制できるポケモンを考えました。
事前の仲間大会で見かけるポケモンでダメージ計算をしたところ、下の表のようになりました。
これより選出を牽制したい相手としては、
①高火力物理電気技または特殊電気技を打てるポケモン
②味方ドロポンで弱保を起動するポケモン
③よびみずで火力を上げてくるポケモン
④問答無用の高火力特殊アタッカー
⑤特性を無視してくるキョダイコランダ
ということが見えてきました。
以上を踏まえ、
→①③④への牽制
→②への牽制
→パッチラゴンを牽制したい
→④⑤への牽制
と4枠を決定しました。
ここの部分の検討が甘かったのか、パッチラゴンにはよく遭遇しました。
構築内容
コイキング
最遅・B特化のコイキング。
とびはねるからの帰還が極力相手の攻撃後になるようするため最遅。
持ち物は、きあいのたすき・しんかのきせきが候補でした。急所に関係なく一度は確実に耐える・集中されなければ耐えるという点よりきあいのたすきとしました。
マリルリ
最遅・B特化のマリルリ。
BとDにまんべんなく努力値を振り分けるとどちら方面にも中途半端だと感じたため、物理アタッカーの方が多そう読みでB方面へ特化しました。
持ち物は、1耐え→2耐えにずらせるオボン・ワンパン→1耐えにずらせるソクノが候補でした。マリルリが2回攻撃を耐えるかどうかが勝敗に大きく関わるため、持ち物はオボンのみとしました。
とびはねるから戻ってくる相手のコイキングをダイソウゲンで倒せるのが偉かったです。
以下、主に牽制要員。
ドラパルト
CSドラパルト。
ゴースト技を打つ相手がいなさそうだったのでシャドーボールは覚えさせていないです。
エースバーン
ASエースバーン。
使いそうな4つの技を選んでいます。
ナットレイ
最遅HAナットレイ。
特殊アタッカーを仮想敵としていたので突撃チョッキを持たせました。
ユレイドル
《調整》
H-B:陽気珠ドラパのダイホロウBダウン込みで2回耐え
調整の意味なかったです。
立ち回り
攻撃を2回耐えられる相手の場合
珠ドラパルト・珠エースバーンあたりにはこの立ち回りで勝てました。
ただし、マリルリより遅いナットレイ・バンバドロあたりと戦う際に初手にコイキングの襷を削られるとこの立ち回りは通用しないです。
攻撃を1回だけ耐えられる相手の場合
相手に適切に立ち回られると厳しいです。
マリルリは弱保陽気エスバ・よびみずC+1トリトドンの攻撃を耐えることがあるので、その場合は③の立ち回りで勝つこともありました。
ワンパンしてくる相手の場合
無理です。
選出誘導で回避するしかないです。
さいごに
公式大会の最終日に瞬間ではありましたが2桁順位*1まで到達でき、取り組んでよかったと感じています。そこから勝ち切れなかったことは非常に悔やまれますが、今後の糧とします。
*1: